朴の木(ホオノキ)の紀州備長炭
かなり珍しい、特殊需要の紀州備長炭です。
朴の木の葉は、朴葉寿司や朴葉味噌に使われるのでご存じの方も多いと思います。
とても比重が小さく、ウバメガシの半分ほどの重量しかなく、柔らかい炭質です。
この柔らかい炭質を活かして工場でアルミの研磨に使うのだそうです。
火力はなく燃料にはならないようで、もちろん一般流通はしていません。
特別オーダーがあるとホウノキだけを窯につめて製炭されますが、製炭方法の基本は同じだそうです。
灰着きがよく、いかにも白炭という感じです。
これも定義上は紀州備長炭ですが、語弊があるかもしれませんね。
※紀州備長炭に原木の定義はありません。詳細はこちら
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