←炭火道とはまったく関係ありません
私の仕事は、この炭火道や七輪本舗や紀州備長炭本舗などオンラインショップで、この記事も業務用ページ内にあります。
耳下腺腫瘍手術体験(2010年5月〜)
このページは耳下腺腫瘍のため、耳下腺切除手術を行った私(㈱ちろり:代表/長田)の体験談です。
耳下腺腫瘍と診断された方、これから手術される方の参考になればとの思いから掲載するもので、決して手術をおすすめるものではありません。
手術を考えている方の検討材料として、どの程度のものか、できるだけリアルにお伝えしたいと思ます。
詳しくお伝えするため、見たくもない!ような写真も掲載しておりますが、詳細をお伝えすることで、これ以上でも以下でもないことをお解かりいただければ検討の材料となるかとの思いからです。
私にわかるようなことでしたら、何でもお答えしますので、何なりとご連絡ください。
業務の合間にご返信しますので、少々時間がかかるかもしれませんが、ご遠慮なく!
私には医学的な知識はまったくありませんが、お役に立ちましたら幸いです。
お問い合わせメール:nagata@fnw.gr.jp
電話でもかまいません。
06-6675-5392(株式会社ちろり 代表:長田まで)
私の場合ということで! ご覧ください。
耳下腺(右側)、浅葉の全て、の摘出手術 を行ったものです。
後日の組織検査でわかるのですが、私の場合、腫瘍というものが存在せず、病名は正確には不詳なのです。
耳下腺腫瘍ではなく、オタフク風邪のようなウイルスの仕業でもなく、長期間に渡り耳下腺が腫れている状態で、原因不明、つまり病名がつけられない状態との結論です。
「耳下腺が炎症を起して、腫れている状態」でそれが長期間治らないのです。
診断書には耳下腺腫瘍の摘出と書かれますが、正確には腫瘍といえるようなものではないのです。
ただ、耳下腺(浅葉)の摘出には違いありませんので、手術などの内容は同じかと思います。
尚、私の本業は←のようなもので、医学知識はまったくなく、あくまでも私の場合の事例を書いたものです。
病院の対応や個人差なども大きいと思いますので、そのあたりよろしくご覧ください!
耳下腺腫瘍のため右側の耳下が膨らんでいるのがよくわかります。
もちろん手術前の写真です。
私の場合、まったく自覚症状はありません。
私が思う耳下腺腫瘍について-------------------------------------------------------------------
結論から申しまして、深刻な病気ではありませんので、まずはご安心を!とお伝えしたいです。もちろん悪性(癌)でない場合は・・・です。
個人差はあるでしょうが、私の場合、手術日から1週間後には、普通に仕事して、食事も普通、お酒も飲んでいました。シビレや食べにくいなど若干の後遺症はありますが・・・。
女性なら手術跡が最も気になるところで、この面は違う深刻さがあると思いますが、私のようなオッサンの耳下なんて誰も見ませんから、まあ男ならぜんぜん大丈夫って感じです。
女性でも髪で隠れやすく目立ちにくい場所で、時間が経つと手術のあともかなり綺麗になるようです。
耳下腺腫瘍の80%は良性とのことです。これは全体の確率ですから、CT画像や触診、神経麻痺や痛みの有無、外観上から悪性の特徴が見られない場合はその確率はもっともっと高くなると思います。
良性か否かを確実に判断するには、手術後に切除した腫瘍を組織検査しないとわかりません。
痛くも痒くない(私のは)腫瘍で、大した病ではないのですが、手術が大変な病です。
耳下腺はデリケートな部分で全身麻酔が必要です。
盲腸のように簡単に切除できればよいのですが、耳下腺は顔面の神経と密着しているため、神経をできるだけ傷付けないように、一本一本丁寧にはがして温存しなければならず全身麻酔が必要とのことです。
耳下腺腫瘍の原因は、まったくといってよいほど不明だそうです。DNAのいたずらか、生活習慣によるものか、???か、解らないのです。
耳下腺腫瘍に気付くまで----------------------------------------------------------------------
5/4
整骨院に行った際に先生が耳の下に膨らみがありますね・・・と、言われて初めて耳下の膨らみに気付いたのです。
痛みも痒みもつっぱり感もまったくありません。
後に1年前の写真を見るとはっきり膨らみがあり、最低でも1年以上は膨らんでいたようです。たぶん2年以上あったのではと思います。
よほどスリムな人ならわかるかもしれませんが、鏡で左右を比較しないとわからないので、特に男の場合はなかなか気付かないと思います。
家内も、そういえば膨らんでたけど、ただの肥満かと思ってたわ~っ て。
つまり、自覚症状はまったくなし。そういえば、いつも右の肩がすごくこるのですが、影響があったのかもしれません。
昔からこの部分をコリコリと指圧すると気持ちがよいので、しょっちゅう少し強い力で指圧していたのが原因かもしれません。後にわかることですが、私の場合、腫瘍ではなく耳下腺全体が腫れていた(炎症)状態でしたので、その可能性が高いと感じています。
耳下腺腫瘍と診断されるまで-------------------------------------------------------------------
5/12
膨らみに気付き、早速かかりつけの内科へ行きますと、耳下腺が腫れているように思うと診断。
大阪府立急性期・総合医療センター(旧大阪府立病院)の皮膚科を紹介していただくことに。
5/13
同病院の皮膚科で診察。腫瘍のようですが、大きくて皮膚科では手術できないので、形成外科へ回ってくださいとのこと。
皮膚科では耳下腺腫瘍とは気づかなかったようで、簡単な手術で終わると思いますが・・・的な説明。
5/14
形成外科で診察。触診して、耳下腺腫瘍と思われるとのこと。
まずは、CTにて腫瘍部位を見ましょう。
もし、耳下腺腫瘍なら悪性化する恐れがあるので手術をすすめるとのこと。
耳下腺腫瘍?早速、ホームページを検索。これ!なかなか大変な手術やん
1週間も入院! 仕事どーするかな~。
この病院、たまたまCT検査が多かったためか、検査まで25日も待たされました。
でも他の病院で検査したところで、結局はここで手術となるので意味ないか?と判断しあきらめ。
耳下腺腫瘍は10万人に1〜3人とか。
つまり手術実績の多い病院は、けっこう限られているのです。
6/8
CT検査受信:横になってトンネルの中を通って行くあれです。
人間ドックで毎回お世話になっているので慣れていますが、造影剤の注射をして撮影するとのこと。これは初めての経験。
造影剤によりものすごく低い確率で障害のでることもあるとのことで、その説明を受けて同意書にサイン。
CTの機械に横になり造影剤の注射。体中が熱くなります。
まるで、きっついお酒が血管を駆け巡っているかのようです。でもすぐに冷めてきます。
6/11
CT検査結果
右側耳下腺(浅葉)が腫れているとのこと。ただ、腫瘍らしきものは見当たらず、耳下腺そのものが腫れているので、おたふく風邪のようにウイルスによる一時的な腫れの可能性があるとのこと。
「まあ、その可能性は低いですけどね」と・・・。
何れにせよ手術はお盆休みに、ということで7月末まで、様子をみることに・・・。
7/30
入院 手術決定!
やはり、耳下腺の腫れは直らず、お盆休みの間に手術することに!
ドクターと相談して入院日程を決めました。
手術前の血液・尿検査をしてもらいます。
手術する しない
痛くも痒くも、ツッパリ感も不快感もなにもない耳下腺の腫れ。大変な手術をするか否か?
だれでもできれば避けたいところです。
ドクターの話では、原因が不明なので、このままの状態か、大きくなるのか、最悪の場合はやはり悪性化して癌になる可能性もあると。少なくとも放置して治る可能性は無い、とのこと。
ドクターの立場からすると、こういったマイナス要因をしっかり説明して、あとは患者の判断にゆだねるということになります。
何もなくてあたりまえ。悪性化したら責任を感じるし、患者もかわいそう!と思うでしょう。
なので・・・ドクターに相談すると当然のことながら「そりゃ~切った方がいいと思います」というに決まってるやん。ね! 私でもそう言うわ。って感じです。
ただ、ドクターの立場ですから、手術の辛さ、後遺症のリスク、経済的負担などなどは、立場上マイナス要因とはならない!のです。ここが患者との大きな違い!と私は思います。
最初からわかっているリスクは十分に説明されるし、患者納得で行うのですから・・・。
そのあたりは、やはり、ドクターの立場と自分なりのメリット、デメリットをよく理解した上で、自分で決めるしかないと思います。
最大の問題は、長期間現状のままか? 悪性化するか? 大きくなったり、炎症を起こしたりして、だんだんと手術が難しくなりリスクが高くなるか? です。
しかし、これは現在の医学ではまず判断不能かと思います。
つまりこのあたりの判断は、博打(バクチ)のようなもの かと思います。
私の場合は、簡単に言いますと「いつまでも耳下腺腫瘍!ウザイって!」という感じで、早く手術してスッキリ さっさと次のステージ(仕事の目標)へ向かいたい。と決断しました。
人それぞれの体力、タイミングや年齢的なこともありますから、判断は困難でしょうが、博打的な部分の判断が最も難しいところかと思います。
8/4
麻酔科診察・事前検診
手術に伴い「全身麻酔」が必要で、これが何かと大層なことになるのです。
全身麻酔は危険性があるので、麻酔専門のドクターの診察を受けます。
全身麻酔による死亡率は、数万人に一人かそれ以下の確率で、交通事故での死亡率よりずっと低いようですが、0ではないのです。たぶん普段から健康な人であればもっと低い?と思います。
大きく口を開け喉のあたりを診察。抜け落ちると呼吸困難になるので、差し歯や入れ歯なども確認。
手術中に呼吸のためのパイプと、胃液を吸い取るためのパイプを口から挿入、尿管カテーテルの挿入などなどの説明を聞き、同意書にサインします。
その他、手術にあたり健康診断が行われます。
胸部レントゲン、血液検査、尿検査、心電図、肺活量測定
手術前の同意、確認--------------------------------------------------------------------------
まず、手術に際してそのリスクを負うことに同意しなければなりません。
手術の同意とそれに伴う全身麻酔の同意が必要です。
下記(概略)の同意書にサインすることとなります。
手術に関する説明及び同意 概略です
病名:右耳下腺腫瘍
術式:右耳下腺浅葉切除術
麻酔:全身麻酔(状況により追加変更あり)
◆危険性及び合併症など
(これらの症状は手術する左右いづれかのみに起こります)
1)一時的な顔面神経麻痺
具体的には、口元、目、眉、など顔の表情を作る部分に麻痺が残る症状です。
多くの場合、口元が動きにくいとか、瞼(まぶた)が少し下がってしまう、眉が動きにくいなど、顔の表情が作れない症状です。
ただ、この症状は治ります おおむね2~6ヶ月で神経が再生して治るとのことです。
また、これらの後遺症は、20%くらいの人にあり、症状の出ない人も多いとのことです。
もし、治らない症状であれば、それは明らかな医療ミス!とのことでした。
こちらに耳下腺腫瘍に関する様々なデータが掲載されています。
※私の入院した病院ではありません。
大阪医科大学 耳鼻咽喉科学教室
耳下腺は、深葉と浅葉の2つが重なっていて、その間に顔面神経など6、7本?の神経(線)が枝分かれして耳下腺に密着しているようです。
この神経を丁寧に剥がしていくのですが、どうしても傷付けてしまうので、このような後遺症が残ることがあるとのことです。
また、そのため手術時間が、2~3時間前後と長くなるようです。
ドクター:神経気にせ~へんかったら30分ですませるよー(笑)って言ってました。
※私の場合は幸いにも症状がなく、麻痺の詳細は不明です。
2)大耳介神経麻痺
大耳介神経の詳細はわかりませんが、耳や首筋周辺にシビレが出る症状です。
※シビレの詳細は、手術後体験談にあります。
これに関しては、100%か?不明ですが、誰にでも出る症状のようです。
場所や程度の差は人によって異なります。
これもおおむね2~6ヶ月で神経が再生して、おおよそは治るとのこと。
但し、耳のどこかの部分には神経麻痺が少しは残るのが普通であるとのことです。
※ただ、耳の一部の神経が麻痺(触っても感じない)していても、日常生活には支障ないと思います。
私の場合(術後7日)、耳タブに感覚がないので、この部分に残るかな?と思っています。
触って何も感じない部分は、再生しにくいとのことです。
3)Frey症候群
食事の際に、味を感じると手術したあたりに汗をかいたり、赤くなったりという症状がでることがあるとのことです。
神経が何か間違った反応をしてしまうようです。
この症状はホームページで調べますと30%以上の確率で出るとありますが、ドクターによるともっと低い確率で、どちらかというと珍しい症状とのことでした。
この症状は術後、数ヶ月~数年経ってからでるとのことです。
◆その他同意書にはありませんが・・・・
○手術部分の痛み
時間と共にほとんどなくなるようです
※私にはほとんどなかったです。もちろんその部分に触れると痛いです。
○味を感じた時の痛み
唾液を活発に出してしまうと、神経が誤作動?するのか、
唾液を出す耳下腺そのものがなくなっているためか、耳下腺のあたりに痛みを生じます。
酸っぱい物など唾液の活発に出る物は、手術跡がジーン、ジーンとします。
また、酒の肴のように長時間味わって食べるとやはり唾液が多くでて鈍痛がします。
奥歯の虫歯のようにジーンという感じの鈍痛で、イテテッ!というようなものではありません。
手術した側の奥歯で味わうと特に痛みが出やすいです。
これも時間と共にほとんどなくなるようです
※私の場合、梅干を味わって食べるとジンジン痛くなります。
○あごを動かした時の痛み
手術後しばらくは、食事などであごを動かすと痛くなります。
私の場合、ジーンという鈍痛です。ただ、耐え難いような痛みではないので、
ゆっくり食事をすれば大丈夫です。
大きく口を開けることも困難ですが、時間と共に治ります。
○手術の跡 縫い目
切開する部分の長さが、7、8cmほどになります。
私の場合、17針の縫い目が残っています。
時間と共に目立たなくなります。
目立つ場所でないため男性の場合は、まず気にならないと思います。
○手術の跡 凹み(浅葉の場合です)
正常でも厚みのある耳下腺を取り除きますので、5~10mmほど少し凹みがでます。
ただ、鏡で左右を見比べないとわからない程度で、不自然な凹みではありません。
この凹みも時間と共にある程度治るようです。
○その他の痛み
手術後しばらくは、走るなどの振動でジンジンと響きます。
また、頭を下げて横向きになると血流のためかジンジンとします。
手術後10日ほどでほぼ治りました。
○唾液の量
耳下腺を1つ切除したところで唾液量は変らないとのこと。
実際にまったく唾液が減ったとは思えません。
○眠気
私は特にかもしれませんが、手術後2週間ほどはすぐに眠くなり、よく眠れます。
やはり体は疲れているのでしょうか。
○尿道の痛み
全身麻酔のため、尿管カテーテルを入れられるのですが、抜いた後も排尿時のみ2、3日痛みが続きます。
私にはこの痛みが最大の難関でした。
これ、男性特有の痛みと思いますから、女性の場合は大きく異なると思います。
2日間は排尿時の激痛と戦うことになりました。
でも、3日目からずっと楽になり、あっさり治ってしまいました。
少なくとも耳下腺腫瘍とは無関係の痛みで、こんな落とし穴があるとは思わなかったです。
全身麻酔に関する同意
全身麻酔による死亡事故が10万人に一人くらいの割合であること。
その他、合併症などの説明がありますが、肝臓疾患や糖尿病など特に持病がなければまず問題ないようです。
日常生活・仕事に復帰できるまで----------------------------------------------------------------
私の場合、入院は4日間、実際に病院に居た時間は3日(72時間ほど)。
手術の前日に入院していますので、手術終了後から42時間ほどで退院して、その後、すぐに仕事を始めていました。
ただ、退院直後は目の疲れ、頭がぼーっとする疲れがあり、長時間の仕事は無理です。2、3日経つとだいぶ普通になりますが、退院から1週間くらいは、なるべく短時間、ゆっくり仕事をした方がよいと思います。
耳のシビレが気持ち悪いのと頭や目が疲れやすいことを除くと普段と変らず、手術によるダメージは大してありません。
重い荷物を持つことも苦痛ではありませんが、走るとジンジンと響き、激しい運動は手術から3、4週間ほど無理かと思います。
※特に長時間の自動車運転は居眠り運転の危険性が高いので、避けた方がよいと思います。
食事制限、お酒、食事中の痛み------------------------------------------------------------------------------
食事制限はありませんでした。というか、何の説明もなかったので当然制限なしと解釈。
たぶん、少々の痛みを感じるだけで、内臓に問題があるわけではないので、ご自由にどうぞって感じです。
お酒も痛くならなかったらご自由にという感じですが「手術後1週間くらいは飲まないのが常識やろ」という暗黙の了解もありかと。
酸っぱい梅干なども唾液の出しすぎに注意して、早く飲み込んでしまえば大丈夫です。
唾液を出しすぎると長時間痛みが続き、アイスノンで冷やすこととなりますので、注意が必要です。
想像ですが、口から脳に唾液を出せ!脳は耳下腺に唾液を出せと命令! しかし耳下腺が無いのに唾液を出そうとして、何かがおかしくなり痛みに変るのか?と思います。
手術直後はフルーツ入りヨーグルトやプリンなどが食べやすいです。
ちなみに病院食は普通のもので流動食ではありません。
当初はこの唾液による痛みと、キズの部分が動くための痛みが重なるので、食事に時間がかかります。
また、口も2、3cmしか開かない(開けたくない)ので、大きなものは食べにくいです。でもゆっくり食べれば大丈夫で、普段は食事後10分ほどもすれば痛みがなくなります。
手術後2、3日でキズ跡の鈍痛はかなり軽減されますが、唾液による痛みがなくなり、普段とほぼ変りなく食べることができるまで、2週間かかりました。
2週間経つと大きく口を開けても痛みがありませんでした。
お酒ですが私は1週間後から復活。キズの痛みもなく大丈夫です。
飲むほどにマヒして食べやすくなり、調子にのってしまうので注意が必要?です。
入院に必要な道具----------------------------------------------------------------------------
(病院で指定されるもの)
・前開きの寝巻き(和式の浴衣)1枚
前開きでないといろいろな処置がしにくいようです。
・T字帯(いわゆるフンドシ)1枚
これも手術後の処置をしやすくするため。パンツでは困難なのです。
・オムツ(平面的なタイプ)1枚
全身麻酔のため、体のコントロールができなくなるのです。
ベッドなどが汚れないよう、敷かれます。
・バスタオル 1~2枚
ベッドが汚れないように敷かれます。できれば2枚を。
・曲がるストロー 1本
手術から1日くらいは起き上がるのが困難。水を飲むために必要です。
※ペットボトルの中に落ち込むような短いものは不便です。
ペットボトルのキャップ部に取り付けるタイプもあると便利です。
・履きやすいスリッパなど
病室、病院内の歩行用。麻酔が覚めてしばらくはフラフラして体のバランスが取りにくいです。
できればカカトの低いスリッパが、踏み外ずすことなく安全です。
ホテルでもらえる使い捨てのスリッパでもよいと思います。
ベッドの左右どちらからでも下りれるように2足がおすすめです。
買い物でウロウロするときは、手を使わずすっと履ける運動靴かサンダルを。
(その他の私が必要と思うもの)
・ペットボトルの水、ジュース類
手術から5、6時間後に飲めるようになりました。
ジュースはあまり刺激のないものがよいかも。私は何でもokでしたが。
カルピスウォーターが美味しかったです。
大きなペットボトルは持ちにくいのでNG。
・パジャマ
前開きの寝巻きは、手術から数時間でパジャマに着替えることができました。
聴診器をあてるのは、麻酔からさめて胃腸の動きを確認するときだけでした。
首(耳の後ろ)にはドレンパイプ、手には点滴がつながっているので、やはりTシャツのような頭の通しにくいもは不便。
点滴は看護婦さんが管を取り外して、袖に通してもらえますが、首のドレン容器(下に写真あり)は、首穴に通してから、自分の頭を通すことになります。
そのため前開きのゆったりしたパジャマがいいです。下着もゆったりと首や手の通るものがよいです。
私はパジャマの下にランニングシャツを着てました。
・時計
見やすい位置における目覚まし時計はやはり便利です。
ドレンパイプが耳の後ろから挿入されていて、首を回しにくいのです。
・バリカン、安全カミソリ(電気髭剃り)
もみあげの部分は髪を剃る必要があります。バリカンは病院で貸してもらえました。
やはり綺麗に剃りたいので、仕上げは安全カミソリか電気髭剃りを。
上部、後ろの長い髪はピンで止めて手術してもらえました。
・枕に敷くタオル
枕のあたりは、耳の後ろにドレンパイプを挿入するので、血液などで汚れがちです。
入院にかかった費用 (3割負担:支払い額)--------------------------------------------------
大阪府立急性期・総合医療センター(旧大阪府立病院)にて
国民健康保険適応
入院前の診察やCTの費用 20,000ほど
入院(4日間個室料含む)・手術など 175,000ほど 合計 195,000ほどです。
その他、退院後の通院費が5回分ほど、一回数百円です。
幸いに生命保険が適応され全額支給されました。
後編はこちら いよいよ手術へ