結構毛だらけ猫灰だらけ (けっこうけだらけねこはいだらけ)
この言葉は、喧嘩のときに付け足しされる言葉で、「あたりき車力、河童の屁」や「驚き桃の木、山椒の木」などと同様に喧嘩に拍車をかけるような言葉として使うようです。
「それはそれは結構なことで!」「そりゃよかったね!」という感じで、申し分のないよい出来事を皮肉って、人をバカにした表現をする時に使います。
で、火鉢との関係ですが、「猫灰だらけ」という言葉が実に納得できるのです。
おそらく昔は日常的に「猫灰だらけ」だったのです。
「猫」+「火鉢or囲炉裏」という環境の方は、火鉢にフタをするなど、何らかの対策が必要です。
猫が灰だらけになる理由
その1 猫には「灰」=「砂」
この囲炉裏はまったく火の気も臭いもない新品だったのですが、完成まもなく野良猫が侵入。
はトイレができた!と大喜びです。
我が家は猫好きなので、野良猫の進入には寛容なのですが、「公衆トイレ」となってしまったので、今は出入り禁止にしています。
足跡を見ると猫の行動がよくわかり面白いのですが・・・。
灰に穴を掘るので灰だらけ、部屋中灰だらけです。
汚れない灰 セラミック灰はこちら
その2 長火鉢が大好き
石油ストーブも電気コタツもない昔、猫は火鉢が大好きでした。
←このフタの部分を「猫板(ねこいた)」と言いいます。
また、「猫=役に立たない」という意味から下衆板(げすいた)とも言います。
はここに寝て、尻尾で灰をたたくのが大好きです。
長火鉢に限らず、囲炉裏や竈など灰のあるところに「暖」ありですから、
どうしても灰だらけになったでしょう。
その3 匂いにつられて
火鉢や囲炉裏でメザシやスルメを焼きますので、匂いがプンプン。
五徳や灰に匂いが残ります。
は匂いにつられて灰の中に入るのです。
ネズミにもご注意を!
できる対策としては、囲炉裏を使わない時にふたをすることくらいでしょうか?
囲炉裏の目次へ戻る