2005年12月14日

火鉢の道具 パイプ銅壷のご紹介

パイプ銅壷(パイプどうこ)

明治あたりでしょうか? どなたが発明したのかもわかりませんが、炭火道具の傑作です。
比較的安価な銅壷なので、火鉢の生活が終わる昭和30年ごろまで、かなり普及していたようです。
私がとても好きな道具なのでちょっとご紹介させていただきます。
パイプ銅壷1.jpgパイプ銅壷2.jpg







この銅壷から湯を汲んでお茶を入れたり、ちろりや徳利を入れて酒燗するものです。
形状や大きさもいろいろあったようです。

パイプ銅壷3.jpgパイプ銅壷5.jpg







パイプが五徳の中を通り、炭火で加熱された湯が本体へ回る超スロー湯沸かし器です。
パイプの付け根に上下差があり、下から入った湯が上に抜けて、湯が循環するように工夫されています。

パイプ銅壷4.jpg






左の穴は、ちろりや徳利を入れたり、常に綺麗な水を入れるため閉鎖されています。
私は缶コーヒーを入れて便利に使っています。
右の穴は、パイプを循環する水を入れます。昔はこの湯も飲んだようです。





復刻しました
2008年〜素材をステンレスにして復刻しました。

パイプ銅壷 S/25,000円  L/25,500円
酒燗器101
詳細はこちら











火鉢の目次へ戻る 

Posted by field5392 at 12:08│TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL