パイプ銅壷(パイプどうこ)
明治あたりでしょうか? どなたが発明したのかもわかりませんが、炭火道具の傑作です。
比較的安価な銅壷なので、火鉢の生活が終わる昭和30年ごろまで、かなり普及していたようです。
私がとても好きな道具なのでちょっとご紹介させていただきます。
この銅壷から湯を汲んでお茶を入れたり、ちろりや徳利を入れて酒燗するものです。
形状や大きさもいろいろあったようです。
パイプが五徳の中を通り、炭火で加熱された湯が本体へ回る超スロー湯沸かし器です。
パイプの付け根に上下差があり、下から入った湯が上に抜けて、湯が循環するように工夫されています。
左の穴は、ちろりや徳利を入れたり、常に綺麗な水を入れるため閉鎖されています。
私は缶コーヒーを入れて便利に使っています。
右の穴は、パイプを循環する水を入れます。昔はこの湯も飲んだようです。
復刻しました
2008年〜素材をステンレスにして復刻しました。
パイプ銅壷 S/25,000円 L/25,500円
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