ガスコンロもホットプレートも無かった時代、室内での鍋物には当たり前のように七輪が使われていました。
今では七輪が室内で使えるの?と疑問をお持ちの方も多いのですが、囲炉裏の代わりの最も文化的な方法だったと思います。
元祖七輪テーブル
この写真は昭和浪漫小説『筑豊に生まれて』(下記)著者、大西講二氏のご好意により提供していただいたものです。
今、使っても楽しそうですね♫
大西さんによりますと、この卓袱台(ちゃぶだい)は、筑豊炭坑全盛期の明治・大正・昭和と約百年受け継がれたものだそうです。
もともと石炭七輪を使用しており、昭和の後期では練炭コンロと火鉢に変化していたとのことです。
昭和30年台まではこのような七輪用の卓袱台が普及しており、すき焼と言えば七輪の用意!というほどよく使われていたようです。
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