囲炉裏や火鉢の安全な灰とは
最近、アスベスト(石綿)の危険性が認識され、家庭内で使う囲炉裏や火鉢に使用する「安全な灰」についての関心度が高まりつつあります。
まず「安全な灰」?「危険な灰」?があるのかについてですが、まず、危険という意味では「アスベスト」と「重金属など有害物質」の2点において、危険と言える状況があります。
※311震災により放射性物質の危険性が加わりました。
何故安全な灰が必要か?
■吸い込んでしまう
囲炉裏や火鉢をお使いになるとすぐに気づかれると思いますが、灰はけっこう舞い上がり、部屋中に飛び散っているものです。
何もしなくても、微粉末が炭火の上昇気流にのって広く飛び散り、うっかり炭火をバサッ!とかき混ぜたり、湯が噴きこぼれたりしてしまうと、煙のように舞い上がります。
そして、呼吸により吸い込んでしまいます。
舞い上がる灰は、主に炭火から生まれた新しい灰ですが、敷いてある灰も舞い上がり、食品に付着することがあります。
家族全員がこの炭火の灰を吸い込みます。
■食べてしまう
餅を焼いてもメザシを焼いても必ず灰が付着します。
炭火料理ならどんなものでも灰が付着し、またその灰が美味しさにもなるのです。焼き鳥、焼肉など油の多い食材は特に灰が付着しやすく全部食べてしまいます。
主に食べてしまうのは、炭火から生まれた新しい灰です。
そのため、セシウムなど放射性物質を気にするなら、囲炉裏に敷いておく灰よりも、
まずは備長炭や黒炭などの「木炭」を選ぶ必要があります。
安全な木灰は七輪本舗へ
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