■ひび割れた時は 七輪の補強は
七輪は正常な使用においても炭火の火力で、珪藻土の表面が縮んでひび割れがおこります。
焼きしまりによるひび割れは問題ありませんので、補強修理の必要はありません。そのままご使用ください。
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←衝撃によるひび割れ
これは衝撃によるひび割れです。焼きしまりと違って、稲妻のように亀裂が入ります。
残念ながら珪藻土は接着が困難で、七輪のひび割れ部分を接着することは、まずできないとお考えください。
耐火度の高い石膏(1000度以上に耐えるもの)や耐火セメントなどもありますが、珪藻土との熱膨張率が異なるので接着という面であまり期待できるものではありません。
(補修方法)
○七輪の外周に針金を巻いて補強します。できればステンレス製の針金が熱でも伸びにくくよいです。
○真鍮や銅の薄い板を例えば2×5cm程度に切り、ひび割れを縫い合わせるように、長さ15mm程度の細い釘で打って止めます。
この方法である程度の強度が保てます。
但し、補強しましても強度は衰えていますので、使用方法を考慮する必要があります。
★注意 ガタツキのある場合は危険ですので使用しないでください。
※七輪には多くの場合、金属製のベルトが巻かれているので、ひび割れの強度が補われるようになっています。
七輪陶芸では、深くひび割れた七輪を陶芸用の土などで埋めて補修することがあります。しかし、この場合も接着はほぼ不可能で、熱もれを防ぐ程度で七輪の強度には大差ありません。
■欠けた時は
残念ながら欠けた珪藻土の接着は困難です。
この写真のように七輪本体の強度に支障がない程度の欠けなら修理せず、そのままご使用ください。
←石膏やしっくいで埋めて、水生塗料を塗って補修できますが、
この程度ならこのまま使っても問題ありません。
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