2017年06月19日

ハイクリーナーA  洗浄実験

最強の洗剤 ハイクリーナーA

私が知る限り最強! 最も楽に汚れが落とせる洗剤です。
私共のお客様(焼肉店)にお聞ききしましても、やはりこれが最強とのこと、間違いないと思います。
市販の台所用、換気扇用などの洗剤、重曹系、などと比べてかなり強力だと実感しました。
但し、それなりに高価ですし、目に入るなどすると危険ですので、取り扱いには注意が必要です。
もちろん苛性ソーダほどの危険性はなく、安全性の高い製品です。

苛性ソーダは使わないで! 最下にコメントあり

DSC_0211焼き網・グリル 強力剥離洗剤
ハイクリーナーA 
東,産業株式会社 の製品です


ご購入は ハイクリーナーA を検索されると各社で販売されています。
※すみません 安売り競争となっておりますので当店では販売しておりません。







鉄板グリル と ステンレスグリル で実験

ご覧のような状態で4時間焼き続けた、鉄板グリルとステンレスグリルでの実験です。
牛肉、ソーセージ、たれ付きホルモンを焼いています。
鉄板:SPH  ステンレス:SUS304(18-8)

↑奥 ステンレス ↓手前 鉄板
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ご覧の通りコテコテです。 ←鉄板 ステンレス→
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こちらは1時間ほど、牛、豚、鳥を焼いたもの。 ←ステンレス 鉄板→
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◆まずはコゲ落とし
簡単にコテで落とせるコゲをざっと取り除きます。
そのままでも効果は変わりませんが、原液へのダメージが大きくなります。
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◆ステンレスかプラスチック容器をご用意
グリルが完全に浸かる大きさのステンレスかプラスチック(ポリ)容器を使います。
アルミは溶けます。銅、真鍮は変色します。メッキ、塗料は剥離します。
業務用で日々使われるなら、できればフタ付きの容器をご用意ください。
原液の無駄な蒸発を防ぎ、より安全にご使用いただけます。
フタがなければラップをかけて保管してください。




◆隙間を開けて
液が隙間に入るよう、割り箸などをはさんでグリルを置きます。
縦型の容器があれば立てた状態で浸けると、順番に取り出しやすいです。
丈夫なフタ付きのごみ箱などもよいかもしれません。
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◆ハイクリーナーAで浸け置き
ゴム手袋、保護メガネをして原液をそそぎます。安全に!
ここでは希釈せず原液を使っています。もちろん希釈しない方が強力です。
容器から移す時、ポチャポチャと液が跳ねますので、目に入らないよう要注意です。
手につくと皮膚が溶けてヌルヌルしますので、なるべく早く洗い落してください。
※その他 容器に記載の注意事項をお守りください。
浸け置き時間は3〜5時間が目安。
液の温度は高い方が効力強くなりますので、暖かい場所での静置が理想です。
グリルが完全に浸かるまで入れてください。液は繰り返し使えます。
ここでは20度ほどの液温で、一晩浸けています。
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汚れが剥離して浮き上がります。この効果は最強!かと思います。
日々使われるお店では、原液が減らないよう十分によく液を落としてください。
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◆汚れのすくい取り
茶こし、油こしなどで浮遊している汚れを取り除きます。
一度使用すると茶色に変色しますが、繰り返し使えます。
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◆ブラシ、コテ洗い
始めて使った時、これはすごい!と思いました。
スポンジで軽く洗うだけでもかなり綺麗になります。特にステンレスは落ちやすいです。


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落ちにくい部分と隙間はコテで落とします。











洗い上がり
十分に水洗いしてください。
←鉄板は加熱変色しています。これは汚れではないので表面を研磨しないと光りません。
ステンレス→ は変色していません。
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やはり銀色に光った状態にするには、
ステンレスがだいぶ楽です。











◆鉄板は油を
鉄板はすぐにサビはじめるのでサラダ油を塗って保管します。
もちろんステンレスには不要です。
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参考まで
コゲついた中華鍋もキッチンペーパーで浸け置きすると、ご覧の通り!
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しばらく使わないなら
使い捨てマスクやキッチンペーパーで汚れをこしとって、容器にもどして保管します。
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◆業務用で日々使う時のポイント◆

ハイクリーナーAは決して安価な洗剤ではありませんから、網やグリルを上げるときには無駄な消費を抑えるため、
よく原液を落としてから上げてください。
また、浸け置きや保管時はフタをして無駄な蒸発や酸化を抑えてください。

◆希釈について
2倍程度に水道水で希釈して使うこともできますが、当然のことながら効力は弱ります。
暖かいところで長時間浸ければ2倍希釈でも大丈夫かもしれませんが、汚れ具合と液量の比率で答えが出ますので、
希釈度合いはやってみないとわからない!としか言えません。
原液の節約にはつながらないかもしれません。
強力な効力を維持したいなら、原液のままで少なくなった分を足して使うことをおすすめします。
原液のまま大切に使う方が作業効率がよいことも多いと思います。

◆何度使える?
何度使えるかは原液が汚れに侵される度合いにより大きく異なり、数回〜数十回です。
大量の原液に少量の網やグリルを浸ける場合は、当然のことながら長持ちしますし、その逆もあります。
効果を見て状況判断していただくしかないかと思います。

◆適正温度は?
なるべく暖かいところが理想です。冬季は浸け置き時間を長くしてください。

◆保管について
長期使用しない場合は、キッチンペーパなどでろ過して、容器に戻してください。
日々使われる場合も必ず容器にフタやラップをして、無駄な蒸発や酸化を抑え、安全に保管してください。





苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)はあまりに危険すぎておすすめできません
指定薬局で購入(身分証明・印鑑が必要です)した苛性ソーダをコゲ落としに使われるお店がありますが、
苛性ソーダは毒物劇物取締法の「劇物」にあたり、コゲなどの剥離効果が高いことは確かですが、気軽に扱えるものではありません。
最近はテロ対策もあって販売自粛している薬局も多いほどです。
苛性ソーダは一般的な石鹸やこのハイクリーナーAにも含まれ、豆腐やコンニャクの凝固剤としても使われる身近なものですが、
薬局で販売のものは桁違いに濃度が高く、大変危険な薬品です。
皮膚が溶けたり、飛び跳ねて目に入るとわずか一滴でも失明のおそれがあるほど危険です。
また「劇物」として管理者が責任をもって保管しなければなりません。
このようなリスクの高い薬品を忙しい厨房内で使うのは、あまりに危険すぎます。
少なくともアルバイトやパートさんに扱わせるべきではありません。
自店での洗浄が困難でしたら、業者さんに依頼する方法もありますので、リスク回避をおすすめします。





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Posted by field5392 at 11:42

2017年06月15日

炭火の消火 バケツ消火

瞬時に確実! バケツ消火

最も確実に、瞬時に炭火を消す方法です。
火消し壷の消火は、炭火が確実に消えて冷えるまで数時間もかかります。
炭火料理店の閉店時、火消し壷に炭火が残っていると不安ですね。地震がくるかもしれないし・・・。
キャンプ場でも熱い火消し壷は車に積めないし、危険!・・・。
という不安を解消できる消し方です。ただ、消し炭を干す という手間がかかります。


おすすめは フタ付き、ステンレスバケツとピッタリサイズのザル。
フタがあると炭火まじりの汚れた灰も安全に保管できます。
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ザルをはめて、2/3ほど水を入れます。
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火ばさみで炭火を一つづつ投入します。
注意!スコップなどで一気に大量投入すると、水蒸気と湯が飛び散り危険です。
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一つづつ、どんどん投入します。水が沸騰します。
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泡がでなくなったら、消火完了。
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ザルを上げて2〜3日乾燥させます。お店では乾燥用のザルがあると便利です。
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乾燥すれば再利用できます。軽くて火の着きやすい炭になっています。
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Posted by field5392 at 10:45TrackBack(0)

鉄板グリルとステンレスグリル−2(洗浄)

 
鉄板グリル と ステンレスグリル の洗浄比較

ピカピカ(銀色)にしたい場合の比較です。

※鉄板グリルで油を馴染ませて使用する際は、コゲの凸分をコテで落とし、洗剤を使わずブラシ洗いしてください。
鉄板は真っ黒な状態のままでOK。サラダ油を塗って保管してください。


共に使用済みのグリル。
そもそもステンレスの方が汚れが付きにくく、変色も少ないです。
←鉄板  ステンレス→
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←ステンレス  鉄板→
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ヘラとブラシでコゲを落とします。
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ステンレスの方がコゲが落ちやすいです。
ステンレスは鉄板のように表面に凹凸がない分、落ちやすいのです。










ブラシは研磨剤付きや金属ブラシなど、強力なものが必要です。
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ステンレスは変色しにくいので、研磨の必要性も少なくなります。
↓綺麗に汚れが落ちた状態です。けっこうな労力が必要です。
鉄板は茶色くなっていますが、これは汚れではなく表面の加熱変色によるものです。
これを落とすにはサンドペーパーなどで研磨しないと落ちません。

←鉄板  ステンレス→
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←ステンレス  鉄板→
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鉄板は変色しやすいです。










鉄板グリルは油を塗らないとすぐにサビが出ます。
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鉄板グリルの洗い方(光るまで磨く)〜保管方法 
詳細はこちら


強力洗浄剤! ハイクリーナーAを使った洗浄実験 →今のところ最強の洗浄剤です
詳細はこちら





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Posted by field5392 at 10:44TrackBack(0)