2005年06月26日

卓上七輪って何?

卓上七輪とその他の七輪はどこが違うのでしょう?
この七輪は卓上で使えるのか?という質問にお答えいたします。

結論から申しますと「卓上でしか使えない七輪」、逆に「卓上以外でしか使えない」というものはありません。少なくとも、卓上用七輪か否かによって、火力や断熱性など基本的な性能では区別できません。
★たとえアウトドアでの使用でも、キャンプ用テーブルなどの卓上で使用する際は、卓上七輪を選ぶ必要があります。

卓上七輪 = 形状的、視覚的に卓上使用に向いた七輪のこと です

背が低く手が届きやすい、焼いているものが見えやすい
卓上でも安定していて安全
高級感のある装飾を施されたもの
小さなもの
のことを卓上七輪と言います。

ですから、これを地面の上で使ってはいけない、使えないというものではありません。



卓上七輪
※卓上七輪は、背の低いものを選びましょう。
背が高いと手が届きにくく、また、特にお子様には見えにくく使いにくいです。
卓上 お卓の大卓上 ちびちび.jpg卓上 「焼き鳥秋刀魚七輪」七輪台







これらは主に卓上用七輪として作られていますが、もちろん地面上で使うこともできます。
私の運営する七輪本舗製の卓上七輪です。


小さな七輪も卓上七輪
このような小さな七輪は地面上で使われることがないので、一般的には卓上七輪と言われます。
七輪本舗 小型七輪
七輪本舗の小型卓上七輪








アウトドア用(地面上で使う)七輪
このような七輪を卓上で使う場合は、テーブルに七輪を入れる凹のあるテーブルを使うことをおすすめします。
ご参考までに→七輪テーブルの店、ゆき工房
卓上 お外ジンギス
卓上では不安定なキャンプ用七輪
食卓はゆれることもあり、
特に上部に重量のあるものをのせると危険!






卓上七輪なら、ジンギスカン鍋をのせても安定しています
卓上 お卓大ジンギス203
左:OT-30 お卓の大
右:YG-27 焼肉・ジンギスカン七輪






卓上七輪用、七輪台 運搬、断熱に便利です。
七輪七輪でジンギスカン









アウトドア用七輪を卓上で!
卓上 DO

かまど七輪(主に地面上で使用するもの)





これは主に地面上で使う七輪ですが、条件を整えれば卓上七輪として使えます。
もし、サイドから炭火が転がり落ちても大丈夫なように、耐火性のあるものを下に敷けばよいのです。
むしろ、サイドから炭火の出し入れができるので、卓上七輪としても好む人も多いのです。




七輪の選び方はこちら
切り出し七輪の販売は七輪本舗へ 

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Posted by field5392 at 20:01

2005年06月24日

炭火起し − 要注意!

チューブ入り木炭着火剤の取り扱いにご注意!

木炭の着火にはとても手軽で便利なチューブ入りゼリー着火剤ですが、使い方にはくれぐれもご注意ください。
ホームセンターのバーベキューコーナーでお馴染みの品ですので、ご存知の方も多いと思います。

このタイプの着火剤を炭火の近くで継ぎ足しすると非常に危険です。特に日中は火が見えにくいので注意が必要です。
マヨネーズのチューブと同様に搾り出した後は、逆に空気を吸い込もうとします。着火剤はとても引火力があり、火を吸い込んでしまうのです。チューブの中は気化ガスでいっぱいですから爆発します。すると火のついたゼリー状の着火剤が周囲に飛び散り、周囲の人が重度の火傷を負うことがあるのです。

また、沢山の着火剤を木炭に塗りつけて準備しておくと、コンロ内に気化ガスが充満することがあり、火を近づけると爆発し、火のついた着火剤が飛び散ることもあります。

この着火剤による爆発や引火による事故がこの数年で何十件も起こっています。
中には全身の20%に大火傷を負った事例や、周囲の子供3人が火傷を負い、内一人はケロイド状の傷が残る重症、こういった事故が起こっていますので、くれぐれもご注意を!


詳細は検索にて
着火剤 爆発


チューブ着火剤


木炭の着火時にはくれぐれもご注意ください。
写真は「ゼリー状着火剤チューブ入り」の一例です。
さまざまな種類があります。



最も注意したいのは、子供がこのチューブをもって遊ぶことです。大人でも危険性を知らない人が多いのですから・・・。
バーベキュー場には、さまざまな人が集まりますので、チューブ着火剤を持参した人が最後まで責任をもって管理しなければなりません。

ちなみに私はチューブ着火剤を使っている人の側に、家族や知人を近づけたくありません。
そのグループ全員が危険性を知っているとは考えにくいですし、その場で演説するわけにもいきませんから・・・。


切り出し七輪、紀州備長炭の販売は七輪本舗へ 
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Posted by field5392 at 13:14

2005年06月23日

炭火起し − やってはいけない! 

 

カセットコンロ、ガソリンコンロを使用した火起しは厳禁です
火起し器は都市ガスで使ってください!


アウトドアで七輪を使われる方、ご注意ください。
火起しにカセットコンロ、ガソリンコンロは絶対に使わないでください。
炭火の熱線でガスボンベやガソリンタンクが異常加熱し、爆発したり炎が吹き出すことがあります。

ほとんどのカセットガス器具の取扱説明書の第1項目が、「炭火起し厳禁!」です。
何故かと申しますと実際に事故が起こり、かつ大きな事故となるからです。
カセットガスやアウトドア用のガスボンベの爆発力は凄まじいもので、ガスの残量が多ければ
半径数メートルが火の海となります。周囲の人々を巻き込んだ大惨事となるのです。
毎年アウトドアシーズンになるとガス爆発事故がニュースになりますので、ご存知の方も多いと思います。
しかし、残念ながら爆発事故は毎年起こるのです。

詳細は検索で「カセットコンロ爆発」を!

カセットコンロ.jpg

カセットコンロでの炭火起しは厳禁です!
火起し器も使用できません。
火起し器は赤熱してボンベに熱を伝えます。



カセットコンロには、ガスボンベが加熱するとガスを自動停止する安全装置付きのものが多いのですが、
残念ながら炭火には通用しません。ガスは止まっても炭火はどんどん火力を上げていきます。

カセットコンロ ZO


このようにカセットコンロが下にあるものも使用できません。




炭火は条件次第で1200度を超える高温になります。
1200度の温度とは、ガラスや鋳鉄も溶けて流れる温度です。
そのため、ガス管やノズルが破損し、ガスが噴出して事故が起こることがあります。

このほか、ホワイトガソリンなどを使用するバーナーなども同様です。

とにかく、本人のみならず周囲の人を巻き込む大事故となり、周辺の施設や住民にまで迷惑が及びますから、
絶対に使用しないでください。
七輪本舗が取材調査しましたところ、大手メーカー各社、全ての器具で炭火起しのできる器具はなく、
メーカー各社より炭火起し厳禁の指示(取り扱い説明書の通り)がありました。
つまり、アウトドアではガスやガソリンを使用した炭火起しは禁止されており、
万一事故が起こってもメーカーは責任を持ちません。もちろん火起し器も使用厳禁です。
もし、知らずに使っている人を見かけたら注意してあげてください。
楽しいはずのレジャーでリスクを負う必要などありません。
製造メーカーが説明書で警告しているため補償もないでしょう。

ガス火不要、オール電化対応の木炭着火コンロはこちら
木炭の着火方法はこちら



炭火起し − 要注意に続く

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Posted by field5392 at 16:18