2014年06月10日

鉄板グリルのお手入れ・保管方法

 
使用後 鉄板グリルの手入れ〜保管方法について

DSC_0029使用後の鉄板グリルは、
お好み焼き屋さんのように、馴染んだ油を落とさず、磨かず使用する方法
鉄板ステーキのお店のように、シルバー色になるまでピカピカに研く方法があります。
ステーキ店のように高級感、清潔感が必要な場合は面倒でも磨くことが多いようですが、どちらが正しいというものではありません。
お好み焼き店のように、油が馴染んだ黒色の鉄板の方が食材がくっつきにくいと言われることもありますが、
実際のところ、油を敷けば大差ありません。
お好み焼き店では手間がかかり、いちいち磨いていられない!というところが現実かと思います。






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使用後はこの通り、真っ黒になってしまいます。








▼磨かず、油を馴染ませる方法のご紹介
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洗剤を使わず、お湯でタワシ洗いします。
特にコゲの付着した部分はお好み焼きのコテなど、金属のヘラで落とします。
おおよそ平滑になれば、黒い部分が残っていてもよしとします。
乾燥させてサラダ油を塗って保管します。
繰り返し使うと真っ黒な鉄板になります。
 ※保管方法は下記を






▼ピカピカに磨く方法のご紹介
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DSC_0017強力なタワシ と コテ を使います
タワシはスコッチブライト「がんこたわし」など、コゲ・サビ落とし用の強力なものを使います。
お好み焼きのコテで代用できます






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クロスやペンキを剥がすコテです。
コテは刃先の鋭利な新しいものがコゲを落としやすいです。






DSC_0165おおまかに表面の油汚れを落とします
マジックリン、中性洗剤などで浸け置きし、タワシで油を落とします。







DSC_0228DSC_0176根気よく、コテとタワシでコゲを落とします
コテで盛り上がった汚れを削り取り、タワシで磨きます。
少々、体力と時間を要しますが、根気よく磨いてください。
鉄板グリルは中まで変色することはありませんので、必ず光ります。
※店舗では専用の機械を使ったり、工具を用いて磨くことも多いようです。

片面だけでも磨いておくとよいものです



DSC_0258DSC_0212溝の間を磨きます
コテとタワシを差し込んで溝の間を磨きます。
溝が光るまで研くのは至難の業ですから、そこそこに。







しかし、この程度↑では落ちない場合は・・・

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←このように炎を上げながら、長時間焼き続けますと、
  コゲが硬化して簡単には落ちなくなります。






DSC_0008DSC_0011サビ落とし・ペンキ剥がし用のタワシで研きます
ホームセンターなどで市販のサビ落としを使います。
握りやすく、体重をかけやすいもので、粗目・中目・細目など番手違い(セット品があります)が便利です。





DSC_0204DSC_0238体重をかけてゴシゴシ磨きます
コテでも落ちないコゲを#120程度の粗目で体重をかけて研きます。
最後に#240程度で仕上げます。






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金属ブラシも落ちやすいです







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注意:もし電動工具を使う場合は、水気のない、感電の恐れのないところでご使用ください。








お店では?
お店ではあまりに労力がかかるため、機械洗いも多いです。
セラミック粒の中にグリルを投入して回転させ、研磨する機械があります。
価格は数十万円のようです。




ハイクリーナーA

DSC_0211強力洗浄!
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かなり楽に落ちますので、業務用におすすめ!









保管方法
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油を落として、濡れた鉄板は数分間で赤サビが発生してしまいます。
サビが広がってしまうと簡単には落とせなくなりますので、必ず油を塗って保管してください。
 
DSC_0263食用油を塗ります
サビを防ぐために食用油をたっぷり塗ります。溝の間にも塗ってください。
※長期間保管していた場合は、洗剤で油を落としてから使います。






DSC_0273DSC_0016新聞紙 + ビニール袋 で保管
新聞紙を3枚程度重ねて包み、ビニール袋に入れて保管します。
もしありましたら、海苔やお菓子に入っている乾燥剤を入れてください。

☆鉄板グリルは空気(湿気・酸素)に触れるとサビがでます。乾燥状態での密閉が理想です。








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Posted by field5392 at 11:48│TrackBack(0)

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