2015年04月01日

木炭の航空機輸送(備長炭の海外発送)について

2017.1月 更新 



紀州備長炭・パイン炭を除き、
木炭は航空機に搭載できません。

 
 
さまざまな木炭が航空機に搭載できません。 
燃料用のみでなく、消臭・活性炭、調湿炭、飾り炭、浄水・炊飯・お風呂用など、形状に関わらず全て不可です。
○土佐備長炭・日向備長炭・その他国産備長炭・海外産備長炭(ウバメガシでも不可)。
○ナラ、カシ、クヌギ、クリ、マングローブ、ヤシガラ、竹、などを原木とするあらゆる黒炭、白炭。
○オガ炭、タドン、豆炭その他の木炭粒を成形したもの。
○粒炭、粉炭、活性炭、消臭炭、調湿炭。 
○練炭・豆炭など石炭類。 ・・・などの全ての炭が飛行機に搭載できません。

これは国連勧告(国際連合危険物輸送勧告)によるもので民間業者の規定ではありません。
国内線も国際線同様に国連勧告に準じています。

何故、木炭がだめなのか
衣類や紙類はライターで簡単に着火するのに対し、一般的な木炭への着火は困難です。
少々ライターで炙ったところで着火するようなものではありません。
そのため、木炭生産者でさえ疑問に思っておられる方が多数おられるようです。
では何故搭載できないのかと言いますと、木炭には木炭粉が含まれ、また振動や摩擦により木炭粉が生まれることもあります。
木炭粉は同様に搭載不可(禁制品)となっているトナーカートリッジと類似する成分で、粉塵化する恐れがあり、粉塵爆発の要因の一つとなり得ます。
また、木炭粉は爆薬の原料とすることもでき、視覚的にも爆薬とまぎらわしいものであります。
しかも、一般的な天然の木炭に可燃性溶剤や薬剤を加えて、マッチ一本で簡単に着火できるようにしたものもあり、
それらの危険物と肉眼では区別がつきにくいという理由もあると思います。
そのため木炭は国連勧告で禁制品として指定されているのです。
疑問に思うこともありますが、航空機事故やテロを防止する上で仕方のない規制かと思います。







紀州備長炭は、国内線、国際線、共に搭載できます。

※但し、国際線対応の英文ステッカーはなく、不便なことがあるかもしれません。

紀州備長炭及びパイン炭でステッカー添付のあるものに限り、航空機への搭載が可能です。
(パイン炭はコスメ用品のため、燃料用としては紀州備長炭のみとなります。※2017年1月現在)
これ以外の木炭の一切は国内線・国際線を問わず、特別な申請を行なわない限り、航空機への搭載ができません。


何故、紀州備長炭だけが認定されている?
その理由は紀州備長炭の生産・流通が、和歌山県や和歌山県木炭協同組合などにより組織化され、様々な規定が設けられているためです。
土佐備長炭や日向備長炭もおおよそ同質の木炭ですから、品質的にはおそらく安全基準をクリアできると思われますが、
産地での生産者などの組織化が困難で申請手続きが進められないのです。
残念ながら今後も認定されることはなさそうです。



紀州備長炭の国内線航空機への搭載について-----------------------------------------------------------------------------------

 
紀州備長炭に限りこのステッカーを見える位置に添付すれば、国内線航空機への搭載は問題なく!可能です。
ご自身での機内持ち込み、宅配便共に可能です。

DSCN4922紀州備長炭証ステッカー
このステッカーは備長炭の販売者なら誰にでも発行されるものではなく、
和歌山県木炭協同組合の承認を受け、本物の紀州備長炭のみ扱うと信頼された業者だけに添付が認められています。
そのため本物か否かを見極める手段ともなります。
※添付がないと偽物という意味ではありません。



 


ご注意!
○外箱の見えやすい位置にこのステッカーの添付が必要です。
○このステッカーは和歌山県木炭協同組合が発行し、「国内航空輸送における危険物ではない」を示すもので、海外輸送(国際線)に対応したものではありません。
残念ながら国際線向きの英文ステッカーはありません。

★宅配便でもご注意を!
国内宅配便でもステッカーのない木炭を送付する場合、航空機利用の可能性のある地域は注意してください。
※本物の紀州備長炭であってもステッカーがなければ搭載できません。
沖縄、北海道、他、航空機利用される離島へは、陸送か船便を指定しなければなりません。
通常沖縄へは必ず航空機輸送となり、北海道へもゆうパック・クロネコさんなどは航空機輸送が多いようです。
これらの地域への輸送は「木炭」と表記の上、陸送か船便を利用するよう、宅配業者さんに指示してください。
船便は到着までに時間がかかりますが、安全のためお守りください。
飛行場でのX線検査(木炭は炭素なので鮮明に写るらしいです)で見つかると、荷物が転送、停止されてしまい余計に時間がかかることにもなります。




紀州備長炭の国際線航空機への搭載、海外発送について---------------------------------------------------------------------------

ご自身での海外運搬について
国連の安全基準を満たしているため、最終的には問題なく運搬できると思われますが、海外対応のステッカーが無いことによるトラブルを避けるには、
できればEMSやFedExでの海外発送が無難です。
まず、ステッカーがあれば日本国内では問題ありませんが、海外の乗り継ぎ地や目的地において、この日本語表記のステッカーが通用するか?
紀州備長炭という言葉が通用するか?不明です。そのため長時間対応を余儀なくされる可能性があります。
事前に航空会社へ問い合わせした方がよいとは思いますが、航空会社でも各国各地の税関職員の対応を把握しているとは考えにくく、対応に疑問の残るところです。


少量の紀州備長炭の海外発送は、EMS、FedExさんを。
個人の方でも容易にEMS(郵便局)・FedExで、ステッカー添付のある紀州備長炭を航空便で海外発送できるようになりました。
その他の会社は未確認です。

※各運送会社独自の規定変更もありますので、できればその都度確認してください。
 2013年ごろまでは送付できなかったのですが、規定が変わりました。

大量の紀州備長炭の海外発送は、JALさんを。
私共のお客様からの情報によりますと、JALさんは紀州備長炭の航空機輸送の詳細をよくご存じなので、手続きがスムースなようです。
他では話が通じず、書類作成など大変困難とのことです。


事業者向けですが、国際貨物・国内貨物のJAL CARGO(日本航空)さんの規定はこちらを





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