2011年01月29日

囲炉裏・火鉢に 砂利や赤土 は入れない方がいいかも

 

      囲炉裏には砂利を入れましょう。
   火鉢には赤土を塗りこみましょう。

・・・と、勧められたあなた  ちょっと待った  砂利は入れない方がいいかも

     販売業者さんは意外に無知です


◆砂利・赤土は灰の代用品として!
灰の代用品であるということがわかっていて使うならよいのですが、まるで、「囲炉裏には砂利」「火鉢には赤土」を使わないとダメ!・・・というような情報が広がっていることには少々問題があります。

何故、代用品なのかといいますと、砂利も赤土も、おおよそ灰に求められる性能より劣る素材であるためです。
灰に求められる性能で重要なものは、断熱性 軽量 扱い安さ かと思います。
もちろん炭火の周囲は灰として、その周囲に砂利や赤土を・・・というものですが、それでも性能に差があるのです。
そのためできれば全部が灰であることが理想なのです。

ただここに「コスト」と「入手困難」であるという問題があることから、必ずしも砂利や赤土を使わないで!とは言い切れない部分があるのです。


最悪なのは混ざること
砂利や土の上にそのまま灰を敷いてしまうと、灰を掘り起こしたり、入替えたりすると、当然のことながら混ざってしまいます。
灰に砂利・土が混ざると分離が困難で、見た目も悪く、灰の断熱性能も劣ります。
承知の上ならかまいませんが、もし砂利や土を入れるなら、耐火ボードなどで仕切ってから灰を入れる方が無難です。


◆何故このような情報が?
原因はまず「灰が足りない」ことかと思います。
○今では灰は入手困難な品で、また予想以上に高価なため、砂利や土での代用を思いつく。
○その昔、竈や囲炉裏を作るため赤土などを使っていたので、この習慣が根付いているため。
なども原因かと思いますが、最大の原因は無知であることなんです。
 囲炉裏・火鉢の販売業者さんは意外に無知なことも多く、特に囲炉裏を作った大工さんが砂利を入れるようすすめることが多いものです。


◆灰は断熱性が高い
砂利や赤土は、灰と比べて断熱性がありません。
もちろん耐火性はありますが、特に砂利や石類は熱伝導率が高く、炭火の熱をどんどん奪いとってしまい、周囲に熱を伝えてしまいますので、使う場合はなるべく灰を多くして炭火と遠ざけてください。
炭火の下に砂利があるとなかなか火力が上がりませんので注意が必要です。


◆灰は軽量で扱いやすい
あたりまえですが、砂利は大変重いです。赤土も灰より軽いとは言いがたいでしょう。
火鉢や囲炉裏はあまり重くならない方が理想的です。特に火鉢は重くなると移動が大変な上、畳なども凹みやすくなります。
また、何かの時に、取り出すことを考えますと固まった土は大変です。


◆赤土を陶器の火鉢に塗りこむ
なぜこのようなことが必要なのか、とても理解に苦しみます。
そもそも一般的な陶器の火鉢なら、適量の灰を入れれば、炭火と火鉢の底にはけっこうな距離ができて、火鉢の底が加熱する!なんていうことはないのです。底は少し暖かくなる程度で、むしろ側面がかなり熱くなるのが普通です。
また、赤土が特に断熱性に優れるわけでもなく、わざわざ手間をかけて塗りこむ必要性はないと思います。使うならあくまでも灰の代用としてですが、代用するなら「軽石」の方が優れています。
断熱性、軽量、扱いやすさ、全て上です。
最悪なのは、塗りこんだ赤土が火鉢から簡単には取れなくなることです。
火鉢も転用が考えられますので、容易に取り出せる軽石の方がおすすめです。

火鉢に軽石の参考例はこちら

丸火鉢パミス.jpg
火鉢に軽石を入れて灰の代用に!
軽石(園芸用)はホームセンターで安価に入手できます。

この上に仕切りをして適量の木灰を入れます。





砂利には、例外があります
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囲炉裏で魚串を立てやすくする、装飾的に砂利を使う、
などあえて炭火と離して砂利を敷き詰める囲炉裏があります。

業務用の囲炉裏に多いです。


Posted by field5392 at 09:33│TrackBack(0)

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