2006年04月20日

囲炉裏の設計 5  (囲炉裏の作り方)

  
◆囲炉裏の炉の深さ◆-------------------------------------------------------------------------------------

炉の深さは「框上面〜灰上面まで」+「灰の深さ」となります。

211.jpg
炉の深さは通常20cmもあれば十分です。







■框上面〜灰上面の深さ
深さ2.jpg

框上面〜灰上面までの深さは10cmほどが一般的です。
五徳や鉄瓶を置いた時に使い勝手がよく、炭火を触りやすい高さで決めます。




コンクリート
←深い炉は魚串を立てる時も姿勢が前のめりになります。






深すぎる炉に注意
深すぎる炉はせっかく足元にあたる赤外線を遮断し、炭火を遠ざけて触りにくくなります。
また、大きな炉では重い鍋を置く時に囲炉裏に落ちそうになるかもしれません。
ブロック積みの凸型囲炉裏は、もともと深さがあるのでどうしても深い炉にしてしまいがちすが、
昔の囲炉裏を見ても煮炊き専用の囲炉裏など特殊な場合を除いて、炉はかなり浅いものです。床面とあまり変わらない高さが普通です。

深すぎる炉の対策
お勧めは撤去しやすくローコストな園芸用軽石(パミスなど)を敷いて、断熱ボードを敷いてから木灰を入れる方法です。
砂利を入れてもかまいませんが「木灰」を使うなら砂利と木灰が混ざらないようにすることです。
灰は砂利より細かく、かき回すと下へ沈み、砂利と混ざって高価な木灰が台無しになってしまいます。
灰を掃除したり移動させることもできなくなります。

但し、例外もあります!
大きな鍋や薪を使い煮炊きをメインにしたり、特に背の高い五徳を使う場合など炉を深くして鍋を扱いやすくすることもあります。


■灰の深さ
灰10センチ.jpg

木灰の深さは10cmほどに。
木炭の燃焼には5cmもあれば十分です。




もちろん多く入れても深すぎるということはありませんが、木灰は高価です。
木炭は下へもぐりこみますので、炉の下の断熱のため十分な空間をとる必要があります。
※灰は圧縮すると沈み、10cmの深さの灰は7〜8cmほどになりますが、これでも十分です。
灰の圧縮の詳細はこちら
ホコリのたたないセラミック灰も10cmでOKです。但し、魚串は立ちません。

魚串が立つか?
火鉢・囲炉裏用の木灰なら、少し押し固めるだけで深さ7〜8cmもあれば魚串が立ちます。砂利は不要です。
灰が浅い場合やセラミック灰を使う場合は、網などで支えてください。

何故、砂利を入れるのか?
何故か大工さんはすぐに砂利を入れようとします。どうやら一般的?になっているようですが、
木灰が高価で他に入れるものが無いために広がった習慣のようです。
砂利を入れないと魚串が立たないと思い込んでおられる方も多いようですが、
適量の木灰があれば立ちますので、上げ底にして炉を浅くする方がよいのです。


炉0.jpg
砂利は入れない

灰と砂利が混ざって汚くなってしまいます。




波.jpg
このような美しい木灰の模様を描くこともできなくなります。








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Posted by field5392 at 19:02│TrackBack(0)

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