2006年04月03日

火鉢の使い方  基礎編

初めて火鉢をご使用になられる方のためのページ
安全にお楽しみいただくため、まずこのページで火鉢の基本をお知りください。


火鉢の使い方  基礎編---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

■余裕のある時に使う
何と言っても火や熱湯を扱うので、危険を伴うことも確か。火はガスや電気のようにすぐに消せるものではありませんので、忙しい時や急ぎの用事ができるかも知れない時に使わないことが肝心です。
気持ちにも時間的にも余裕がないと炭火を楽しむことは難しいものです。

■灰が必要です
まず、火鉢には最低限「灰(はい)」が必要で、その上で「木炭」を燃焼させて使います。
灰は耐火性・断熱性を持つ粉末で、炭火の熱を遮断し、火鉢本体へ熱を伝えない役割を果たします。また、通気性・断熱性から炭火の燃焼を良好に保ちます。
そのため灰があれば、木や竹カゴなど可燃物でできた火鉢でも使うことができるのです。
灰の代用として砂利を思いつく方が多いのですが、砂利は断熱性がなく火鉢に熱を伝え、炭火からもどんどん熱を奪い取り、炭火の燃焼もよくなく、灰の性能とは程遠いものがあります。

灰を確認
もし、灰が入っていればどのような灰か確認してください。
加熱で強烈な悪臭を放ったり、昔の火鉢ならアスベストが入っていることもありますので、必ずご確認ください。
灰についてはこちらを

■室内で使える木炭
木炭には「室内でも使えるもの」と「屋外用」があります。
「室内でも使えるもの」の代表格は備長炭(白炭)や良質の国産黒炭です。黒炭は国産品の生産者の明記されたものなら安心です。但し、ほとんど無臭の備長炭と異なり、黒炭はいくら良質でも臭気があります。
「屋外用」は主に輸入品の黒炭で、煙や強い臭気が出て室内で燃焼させるととんでもないことになります。
焼肉店でよく見かける竹輪のように穴のあいた「オガ炭」も室内で使えますが、火鉢には風情がないのでどうかと・・・。

木炭については炭火をご覧ください。
室内用木炭とは?
様々な各種燃料は七輪の燃料をご参考に

■火鉢の料理
火鉢でも炭火料理ができますが、焼き魚や焼肉など脂の落ちる食材は避け、お餅やスルメ程度にしておく方が無難です。火鉢も囲炉裏も同様に灰に脂や食材が落ちると悪臭を放ち、カビの原因にもなります。使用される場合は灰を取替えることを前提としてください。
焼き魚、焼肉などは七輪を使う方が高火力で火力調整もでき、屋外で保管すれば臭いもなく便利です。




使用に関するご注意----------------------------------------------------------------------------------------------------------

■陶器の火鉢の事前確認
陶器の火鉢(瀬戸火鉢)をご使用になる前に必ず、炭火が使える火鉢かどうかご確認ください。炭火が使用できない火鉢?と思われるかもしれませんが、装飾品やワインクーラー、灰皿として製造されたものがあり、炭火の熱で割れてしまうことがよくあります。特に小振りの火鉢で新しいものには注意が必要です。
火鉢は火に強い土を用いて製造されるもので、一般的な陶器とは素材が異なります。
また、少しでもひび割れのある火鉢を加熱すると、膨張でひび割れが大きくなりますので、ご使用の場合はよく観察してください。

■陶器の火鉢の加熱にご注意
陶器の火鉢は加熱具合によって、必ず割れる! ということをご認識ください。強弱の差はありますが、割れない火鉢はありません。
炭火の量(火力)はその火鉢の大きさに合わせる必要があります。素手で触れないほど加熱しないように注意してください。
大量の炭火を使ったり、陶器の間近に炭火を置くこと、急激な加熱をさける必要があります。
◆割れる原因
火鉢が割れる原因はガラスコップに熱湯を注いだ時の現象と同じで、素材の膨張率の差で割れます。
特に土と表面の釉薬の膨張率の差が原因となるようです。
火鉢の一部が高温で膨張し、他の部分が冷えているとこの現象がおこります。
そもそも火鉢は1200度ほどもの高温で焼成されていますので、全体が熱くなれば、例え真っ赤になるほどの高温でも割れないのです。
どこか部分的に熱くなるため割れるのです。


■長火鉢・木製火鉢の事前確認
木製の火鉢は炭火周辺の断熱・耐火の具合をよく調べてご使用ください。
※沢山の炭火で長時間使わないと火鉢や囲炉裏の耐火度はわかりません。
数時間使用して素手で底を触るなどして確認してください。多くの場合、異常があると臭気が出ます。

■燃焼時間に注意
木炭の熱は時間と共に伝わるものです。大した火力ではないと思っていても数時間も経つと予想外の高温になっていることが多いものです。木炭の周囲の耐火・断熱にご注意ください。
周囲の金属道具も予想外に熱くなっていますので火傷にご注意を。

■灰に埋まった炭火にご注意
灰に埋まった炭火は朝まで残っていることもあります。外出、就寝時は灰の中の炭火を掘り出して、火消し壷などで確実に消してください。
※灰に埋めると備長炭は消えやすく、空気の通りやすい黒炭は消えにくい傾向があります。

■一酸化炭素にご注意
木炭はガスや石油と同様に、酸素を与えず燃焼させると有毒ガス「一酸化炭素」が発生します。
ガスや石油ストーブの使用時と同様に換気が必要です。
車内やテント内では絶対に使わないこと。密閉空間で炭火をつけたまま眠らないこと。
一酸化炭素中毒について

■ペットにご注意
特に猫は火鉢や囲炉裏が大好きです。何らかの対処が必要かもしれません。
は灰が好き→結構毛だらけ猫灰だらけ 

■吹き零れに慌てない
鉄瓶やヤカンの湯が沸騰すると炭火の上に吹き零れて、ブワッ!と蒸気や灰が舞い上がります。初めて経験すると驚くものです。慌てて鉄瓶のフタや蒸気で火傷しないよう、吹き零れても冷静に、布巾などで鉄瓶のフタをとってください。

■砂利を入れないで
火鉢や囲炉裏の底には砂利を入れるものと思い込んでおられる方が多いのですが、砂利と灰が混ざると後々不便で、とても重くなり移動も困難になります。
多くの場合、安価な軽石などを使い、仕切りをして入れる方がよいのです。
※詳細は↓火鉢の目次へ



その他、こちらの火鉢の目次を順次ご覧ください。












Posted by field5392 at 12:31│TrackBack(0)

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