2006年03月20日

鉄瓶の使用方法とメンテナンス

  
鉄瓶の使用方法
■初めて使う時
(金気を止める)
かるく水ですすぎ、水を多めに入れ、ティーパッグ1つ分ほどの煎茶を10分ほど煮立てて湯を捨ててください。
茶渋により金気臭さがなくなります。 ※吹き零れにご注意ください。
その後2回ほど水だけを入れ、沸騰させて湯を捨ててください。
その次に沸かした湯から使うようにしてください。
※茶渋は新品の時とサビが発生した時だけに使用します。後は湯垢(ゆあか)により保護されます。


■日々の使用方法
(サビの防止)
鉄瓶の湯は毎日捨てて、使用時以外の鉄瓶は常に乾燥状態を保ってください。
水分、塩分があるとサビは数時間で発生してしまいます。
使い終わる時に、鉄瓶の湯が熱いうちに捨てて、余熱で鉄瓶を乾燥させるようにしてください。
(手入れ)
鉄瓶の内側には触れないでください。湯を流すだけで、タワシや洗剤などで洗わないようにしてください。
湯あかが付着した場合も触れずにそのまま使用してください。
外側に汚れのある時は、布巾でふき取ってください。茶渋を含ませると尚良いです。


湯垢(ゆあか)について
長期使用すると鉄瓶の内側に白色・淡黄色の湯垢が付着します。
この湯垢がとても大切で塗料の代わりとなりサビが発生しなくなります。
湯垢の付着状態はこちらで写真をご覧ください

内側のサビについて
鉄瓶には必ずサビが発生しますが、サビを排除するのではなく、酸化皮膜を持ったよいサビを付着させて、サビの進行を止めるという考え方を持ってください。
新品の鉄瓶を数回使用すると内側にサビが発生しますが、触らずに茶渋を煮立ててサビの表面に酸化皮膜を作るようにしてください。
これによりそれ以上のサビが発生せず、金気臭さがなくなります。
使用の都度サビの発生に応じて、何回か繰り返してください。

錆び 新.jpg
サビには触らず、茶渋で酸化皮膜を!
長期使用すると湯垢でサビが止まります。





長年使用するとフタの内側にこのように黒いサビが付着します。
サビの付着により新たなサビが発生しなくなり、何十年も使えるのです。
錆び フタ.jpg







フタの隙間や表面のサビは布で磨いてください。
茶渋に浸した布で磨くか、茶渋を煮立てた時に表面にも茶渋をかけて余熱で乾燥させるとサビ止めになります。
31.jpg22.jpg
使い込むと鉄瓶本来のよい味がでてきます。
磨かれたサビは美しいものです。







鉄瓶の保管方法
鉄瓶を長期間使用しない時は、完全に乾燥させて、多くの乾燥した新聞紙にくるんで段ボール箱に保管してください。新聞と段ボール箱により長期間湿気を防ぐことができます。
もし、海苔や煎餅に入っている乾燥剤があれば、新聞にくるんだ鉄瓶と共にビニール袋で密封してください。


鉄瓶使用上の注意事項
★火傷に注意
本体はもちろん、フタの持ち手も熱くなります。
沸騰により、取っ手に蒸気が当たって大変熱くなっていることがありますのでご注意ください。
★鉄瓶は割れ物です
鉄瓶を落下させたり強い衝撃を与えると割れることがあります。
※ひび割れは修理不可能です。
★空焚き厳禁 ★急冷厳禁
鉄瓶の湯は意外に早く無くなるものです。空焚きには十分ご注意ください。
空焚きすると鉄瓶を破損してしまいます。
もし、空焚きしてしまった場合は、水で急に冷やすと割れてしまうことがありますので、自然に冷却させてください。
★湯沸し以外に使わない
鉄瓶は湯沸しのみに使用し、塩分や油分を含むものを沸かさないでください。

★吹き零れにご注意
鉄瓶の湯が沸騰すると吹き零れることがよくあります。
特に満水状態では吹き零れやすくなります。
沸騰させる時は事前にフタに隙間を開けてください。
★吹き零れは冷静に対処!
昔の人なら誰もが経験した、炭火への吹きこぼれですが、初めて経験される方はちょっと驚かれるかもしれません。
炭火の上に湯が飛び散りブワー!という音と共に蒸気が上がり、灰も舞い上がります。
慌てて鉄瓶のフタを取ろうとすると火傷するかもしれません。
慌てることなく、布巾でフタを取ってください。
※鉄瓶は余熱を持ちますので、炭火から下ろしてもすぐに吹き零れは止まりません。


鉄瓶は使い方次第で何十年でも使えるものです。
白川郷(世界遺産)の鉄瓶  かなり錆びていますが風情があります。
錆び 白川1.jpg錆び 白川2.jpg









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