2005年10月28日

火箸のうんちく (火鉢や囲炉裏の火箸について)

 
全火箸.jpg

←火鉢・囲炉裏用の火箸です
 真鍮製火箸・黒火箸(鉄製)の販売はこちら

 





火箸の選び方について

■火箸の機能
火箸の機能は「木炭を移動させる」ことと「装飾」が二大要素です。
その他、灰をならす、網など加熱したものを持つ、餅を焼くなどです。
昔は説教で子供や丁稚の頭をコツン!とやる時にも使ったようですが・・・。

■火箸のサイズが重要!
最も重要なのは、火箸のサイズです。飾りであれば別ですが、大きな火箸は重くて、太くて使いにくいです。
上の写真の両端の火箸は、33cm、35cmのものですが、この程度でも大きな手の男性でないとやや使いにくいです。これ以上のものもありますが、使いにくく、炭火をはさむのに苦労します。
ご飯を食べる時に使っている自分のお箸の長さを測ってみてください。
炭火は熱いので、それより少し長めの27、28cmの火箸が使いやすいです。

■火鉢や囲炉裏とのバランス
使いやすさとは別に見た目のバランスも必要です。飾りに置いておくなら使用感は別にして、大きな火鉢や囲炉裏には大きな火箸がよいと思います。しかし、実際に使用するなら、やはり使用感が優先です。大きな火鉢や囲炉裏だからといって大きな火箸を使う必要はありません。また、囲炉裏なら大きく使いにくい火箸より、炭バサミを使う方がはるかに機能的で、火掻き(ひかき)や灰掻き(はいかき)も使えますので、そのあたりも要検討です。
火箸を飾りとしてみるか否か!がポイントです。


■装飾性
まずは、常に横に並ぶ「灰ならし」とのバランスが大切です。次に火鉢や五徳、鉄瓶などトータルにコーディネートしてください。
何といっても個人の趣味ですから、楽しんで選んでください。

組合せ 1.jpg組合せ 2.jpg組合せ 3.jpg組合せ 4.jpg









■火箸の素材
現在販売されている火箸のほとんどが「鉄製」か「真鍮製」で、表面加工により着色されています。
○鉄製:鋳物製品(流し込み)と鍛造製品(和包丁のように打って加工)があり、鍛造製品はやや高価です。※鉄製のもは黒色塗装されています。
○真鍮製:鋳物製品と回転による削り出し品があります。
その他、茶の湯で使う火箸は職人による手作りで、火箸を中空にした高級品や紐などにより装飾されたものがあります。デリケートな品です。

真鍮変色.jpg
真鍮(銅と亜鉛の合金)
数ヶ月ほどで、光沢がなくなり落ち着いた風合い(右)になります。
金属磨きで磨くとピカピカになりますが、落ち着いた火箸もよいものです。
※上部の鶴は銅に近い合金です。



黒さび.jpg
鉄製
鉄である限りサビは避けられません。
火箸は高温で磨耗するのでどのような耐熱塗料も剥がれてしまいます。
サビは食用油をつけた布で磨くとそれなりに味のある火箸になります。
あまりひどいサビはサンドペーパー落として、
耐熱塗料で補修することもできます。

ブロンズ.jpg
ブロンズメッキ
真鍮の火箸にブロンズメッキしたもので、あまり変色しません。
ただ、長期使用すると火箸の先端あたりからメッキが磨耗し真鍮が見えてきます。




樹脂 1.jpg樹脂 2.jpg
樹脂
赤い部分は真鍮の上に肉厚の樹脂を塗布しています。
強烈に加熱すると焼け焦げてしまいますが、通常の使用では問題ありません。





■火箸の形状
四角いものや装飾のある火箸は転がりにくく、特殊なケースですがこの火箸のようにL型になっていれば、火鉢の縁に止まりやすく、また加熱した金物や焼き網を引っ掛けることができます。
釘 1.jpg釘 2.jpg釘 3.jpg








使いにくい?火箸
上部に輪の付いた火箸は、ばらけないという利点がありますが、輪が邪魔になり動きがある程度制約されるので、やや使いにくいです。
ただ、装飾性に優れますので、どちらをとるか?といったところです。
特に飲食店などでの「装飾性重視」であればおすすめです。
※ペンチで輪をはずすことが可能です

ボンデル 1.jpgボンデル 2.jpg

囲炉裏テーブルによく似合う火箸です。







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昔は日用品でしたので古道具には多種の火箸があります。

持ち手に木を使った火箸
火箸 木1火箸 木2

 







中空の火箸 真鍮や鉄を巻いて、中を空洞にした火箸です 
火箸 袋1火箸 袋2火箸 袋3

写真提供:古道具齋明堂









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Posted by field5392 at 19:30│TrackBack(0)

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