2005年11月06日

囲炉裏の役割−5 燻煙

  
燻 煙


■建物の燻煙
囲炉裏の焚き火から立ち上る煙は、家中の萱や木材を燻して、防虫、防腐により建物の寿命を大きく伸ばしました。現存する古民家でも、建物の保存のために、なるべく薪をくべるよう努められています。
毎日、燻煙することで茅葺の屋根の寿命は40〜50年。燻煙しないと20〜30年の寿命だそうです。
燻煙屋根裏.jpg燻煙やに.jpg

囲炉裏上部の火棚には焚き火のヤニが大量に付着しています。







神田家囲炉裏夏.jpg


白川郷の神田家では現在も真夏でも火が焚かれ、燻煙されています。
熱気は屋根裏まですぐに達し、外部に抜けるので夏でも暑くありません。





■食物の燻煙
塩を加えた魚や肉を囲炉裏で焼き、囲炉裏上部の火棚に吊るしたり、「弁慶」や「つま」といわれる串立に刺して、保存食として燻煙されました。囲炉裏の煙には木炭を作るときに取れる木酢液と同様の成分が含まれ、燻製特有の風味づけをするとともに、水分を抜き、木酢による保存効果を高める作用があります。
乾燥.jpg









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Posted by field5392 at 19:36│TrackBack(0)

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