2005年07月14日

囲炉裏の灰の入れ方 −1

囲炉裏の設計時に灰の深さ、灰上面の高さが大きなポイントとなります。
深すぎる囲炉裏に困っておられるお客様の声が多いですから、設計段階からよくご検討ください。


囲炉裏の灰の深さ
囲炉裏に入れる灰の深さは、下部の断熱・耐火ができていれば、8〜10cmあれば十分です。下の囲炉裏も8cmです。

◆木灰の深さ
 深さ10cmでの計算がおすすめ→ 10cmの深さで入れると、圧縮して8cmほどになります。
灰の圧縮の詳細はこちら
囲炉裏は火鉢と違い、魚串を立てるという機能が必要ですが、本物の木灰ならよほど細い串でなければ、
この程度で十分に串が立ちます。
竹の平串でアユやヤマメを立てるなら、余裕を見ても10僂發△譴仆淑に自立しますし、網や五徳にもたれかけるなら、5cmほどでもよいくらいです。

◆セラミック灰の深さ
セラミック灰も木灰同様に断熱効果を得るため10僂曚匹凌爾気鯡椣にしてください。


砂利を入れる必要は?
ですから、むやみに砂利などを入れないようにしてください。
少なくとも、砂利と灰は接触させない方が無難です。灰は混ぜるものですから、砂利が浮いてきたり、
灰の移し変えの時に分離しにくくなります。
もちろん魚焼きをメインとした灰を入れない囲炉裏なら別です。
砂利は、灰の不足を補うか、底上げを目的とするのですが、
どちらにしても混ざらないようにケイカル板で分離することをおすすめします。

灰上面の高さ
床面から灰上面までの高さは、床面(座面)から、−10cmほどがよいと思います。下の囲炉裏も−10cmほどです。
深すぎると・・・
火元や灰との距離があきすぎて、使いにくくなります。
特に大きな囲炉裏では、重量のある鍋などを持つと落ちそうになります。
また、せっかく暖かい炭火の赤外線が足元に当たらなくなります。
実際に使われていた古民家の囲炉裏にも、基本的に深いものはありませんので、設計段階でご検討ください。

囲炉裏火入れ.jpg







深すぎる場合は?
炉が深すぎる場合は、石膏ボードやケイカル板で底上げしてください。
空間が大きくなるようなら、火鉢のように軽石(パミス)を入れて、その上にケイカル板を敷いて灰を入れる方法がおすすめです。
パミスは空気を多く含み、断熱性に優れ、床下の水分も遮断しやすくなります。

吊り下げ構造の鉄炉(当店の囲炉裏) 詳細はこちら/囲炉裏の設計
これは鉄炉に耐熱塗装したものを床から吊り下げた構造です。
地面からの立ち上げが不要で、工事が簡単です。また、床下に障害物もできず、撤去も簡単。
下は空間なので断熱や湿気の吸い上げも心配なし。
しかもローコストだと思いますし、大人がのってもびくともしません。
この構造は2階で囲炉裏部屋を作る時も有効です。

囲炉裏灰入前.jpg

鉄炉の深さは床面から−20cmほど、
深さ10cmで灰を入れて、−10cmほどになります。





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Posted by field5392 at 09:35│TrackBack(0)

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