2005年06月22日

切り出し七輪の材料 珪藻土 −2

切り出し七輪の珪藻土は貴重か?

切り出し七輪に使う珪藻土は能登半島の多くを占める地層で、大量に存在します。
しかし、珪藻土の塊は貴重な資源なので、切り出し七輪もどうしても高価なものとなってしまいます。
その第一の理由は、珪藻土の採掘は上向きに行う必要があるためです。もし、下向きにトンネルを掘れば、たちまち地下水と雨水の流れ込みで水に浸かってしまい、採掘できなくなるからです。トンネルやダム工事のように水に逆らって掘り進むことはあまりにも危険で、莫大な費用がかかってしまうので、七輪を製造するためにそのようなことはできないのです。
そのため珪藻土は、地下ではなく隆起した場所、珪藻土の山に限られるのです。
珪藻土の山、しかも、耐力のある切り出し七輪を作るには、不純物のない上質な珪藻土があり、かつ、落盤事故のない頑丈な地層でないと採掘できません。もちろん、坑内ですから危険とは背中合わせです。・・・・となると極端に限られた場所での採掘となり、貴重となるのです。
珪藻土の山.jpg


現在はこの山から採掘しています。
小屋の中にトンネルの入り口があります。





坑内 社長坑内 突き当たり.jpg







切り出し七輪の材料、珪藻土の採掘現場です。足元にある珪藻土のブロックを削って切り出し七輪が作られます。(写真左)
右の写真がトンネルの突き当たりです。七輪用の珪藻土ブロックを取り去った跡が残っています。

写真ではわかりませんが、先へ進むほど高くなっていて、地下水は入り口から流れ出るよう工夫されています。地層を見て、落盤を避けながら、上質な珪藻土を求めて掘り進んでゆきます。珪藻土の地層の模様を見ながら方向を決めて掘り進むのです。
このトンネルは60年以上も掘り進んでいて、迷路のようになり、全長が500メートルを超えるものです。切り出し七輪が大量に使われていた昭和20〜30年ごろにかなり掘り進んだようです。
足元は泥水で、素人が入ると必ず一度は、スッテンコロリンとこけてしまいます。


コウモリ







さすがのコウモリも入り口から100メートル以上奥には住まないようです。
奥まで通じる電線がお気に入りのようです。

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Posted by field5392 at 10:58│TrackBack(0)

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