2005年06月23日

炭火起し − やってはいけない! 

 

カセットコンロ、ガソリンコンロを使用した火起しは厳禁です
火起し器は都市ガスで使ってください!


アウトドアで七輪を使われる方、ご注意ください。
火起しにカセットコンロ、ガソリンコンロは絶対に使わないでください。
炭火の熱線でガスボンベやガソリンタンクが異常加熱し、爆発したり炎が吹き出すことがあります。

ほとんどのカセットガス器具の取扱説明書の第1項目が、「炭火起し厳禁!」です。
何故かと申しますと実際に事故が起こり、かつ大きな事故となるからです。
カセットガスやアウトドア用のガスボンベの爆発力は凄まじいもので、ガスの残量が多ければ
半径数メートルが火の海となります。周囲の人々を巻き込んだ大惨事となるのです。
毎年アウトドアシーズンになるとガス爆発事故がニュースになりますので、ご存知の方も多いと思います。
しかし、残念ながら爆発事故は毎年起こるのです。

詳細は検索で「カセットコンロ爆発」を!

カセットコンロ.jpg

カセットコンロでの炭火起しは厳禁です!
火起し器も使用できません。
火起し器は赤熱してボンベに熱を伝えます。



カセットコンロには、ガスボンベが加熱するとガスを自動停止する安全装置付きのものが多いのですが、
残念ながら炭火には通用しません。ガスは止まっても炭火はどんどん火力を上げていきます。

カセットコンロ ZO


このようにカセットコンロが下にあるものも使用できません。




炭火は条件次第で1200度を超える高温になります。
1200度の温度とは、ガラスや鋳鉄も溶けて流れる温度です。
そのため、ガス管やノズルが破損し、ガスが噴出して事故が起こることがあります。

このほか、ホワイトガソリンなどを使用するバーナーなども同様です。

とにかく、本人のみならず周囲の人を巻き込む大事故となり、周辺の施設や住民にまで迷惑が及びますから、
絶対に使用しないでください。
七輪本舗が取材調査しましたところ、大手メーカー各社、全ての器具で炭火起しのできる器具はなく、
メーカー各社より炭火起し厳禁の指示(取り扱い説明書の通り)がありました。
つまり、アウトドアではガスやガソリンを使用した炭火起しは禁止されており、
万一事故が起こってもメーカーは責任を持ちません。もちろん火起し器も使用厳禁です。
もし、知らずに使っている人を見かけたら注意してあげてください。
楽しいはずのレジャーでリスクを負う必要などありません。
製造メーカーが説明書で警告しているため補償もないでしょう。

ガス火不要、オール電化対応の木炭着火コンロはこちら
木炭の着火方法はこちら



炭火起し − 要注意に続く

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Posted by field5392 at 16:18

2005年06月22日

切り出し七輪の材料 珪藻土 −2

切り出し七輪の珪藻土は貴重か?

切り出し七輪に使う珪藻土は能登半島の多くを占める地層で、大量に存在します。
しかし、珪藻土の塊は貴重な資源なので、切り出し七輪もどうしても高価なものとなってしまいます。
その第一の理由は、珪藻土の採掘は上向きに行う必要があるためです。もし、下向きにトンネルを掘れば、たちまち地下水と雨水の流れ込みで水に浸かってしまい、採掘できなくなるからです。トンネルやダム工事のように水に逆らって掘り進むことはあまりにも危険で、莫大な費用がかかってしまうので、七輪を製造するためにそのようなことはできないのです。
そのため珪藻土は、地下ではなく隆起した場所、珪藻土の山に限られるのです。
珪藻土の山、しかも、耐力のある切り出し七輪を作るには、不純物のない上質な珪藻土があり、かつ、落盤事故のない頑丈な地層でないと採掘できません。もちろん、坑内ですから危険とは背中合わせです。・・・・となると極端に限られた場所での採掘となり、貴重となるのです。
珪藻土の山.jpg


現在はこの山から採掘しています。
小屋の中にトンネルの入り口があります。





坑内 社長坑内 突き当たり.jpg







切り出し七輪の材料、珪藻土の採掘現場です。足元にある珪藻土のブロックを削って切り出し七輪が作られます。(写真左)
右の写真がトンネルの突き当たりです。七輪用の珪藻土ブロックを取り去った跡が残っています。

写真ではわかりませんが、先へ進むほど高くなっていて、地下水は入り口から流れ出るよう工夫されています。地層を見て、落盤を避けながら、上質な珪藻土を求めて掘り進んでゆきます。珪藻土の地層の模様を見ながら方向を決めて掘り進むのです。
このトンネルは60年以上も掘り進んでいて、迷路のようになり、全長が500メートルを超えるものです。切り出し七輪が大量に使われていた昭和20〜30年ごろにかなり掘り進んだようです。
足元は泥水で、素人が入ると必ず一度は、スッテンコロリンとこけてしまいます。


コウモリ







さすがのコウモリも入り口から100メートル以上奥には住まないようです。
奥まで通じる電線がお気に入りのようです。

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Posted by field5392 at 10:58TrackBack(0)

2005年06月21日

切り出し七輪の材料、珪藻土 −1

元祖日本製の七輪「切り出し七輪」の珪藻土とは?

珪藻土は七輪の材料としても有名ですが、実際には工業用の炉の断熱材やガラス成形の型など、工業用途として使用される量の方が多いのです。耐火レンガほどの耐熱性はないのですが、空気を多く含み断熱性が高いので、耐火レンガと組み合わせて使われることも多いようです。
また、最近では環境によい、健康によいと家の土壁の材料として使用されています。

特殊な用途では、粉末焼成(加熱)して食品用の濾過助材や土壌改良剤などの用途もあります。
珪藻土は数万年前の恐竜が生息していたころに植物性プランクトンが湖底に体積してできた地層で、石川県能登半島のかなり大きな面積で、地盤となっています。
また、同じ能登半島でも珠洲のものと和倉のものなど採取場所により成分がことなり、その性質を活かした用途で使われます。

見附島


切り出し七輪の珪藻土の島
「見附島」



能登半島の観光名所、見附島もこの珪藻土でできています。
珪藻土は岩石と違い柔らかいものですから、風雨による侵食が激しく、この見附島も数十年前と比べるとかなり小さくなっており、あと数十年経つとほとんど無くなってしまうとのことです。


珪藻土板 大小珪藻土板 カット

焼成した珪藻土板です
囲炉裏の断熱材、火鉢の断熱材として七輪本舗から販売しています。
 



採掘した珪藻土は、水分を含んだ硬い粘土のようなものですが、800度ほどの温度で焼成すると写真のような肌色になりとても軽くなります。七輪も同様に削ってから焼成し、塗装するため白くなっているものが多いです。
珪藻土は焼成した後もノコギリなどで簡単に切れるほど柔らかい素材です。

珪藻土板 囲炉裏内「お外で七輪」炭火






七輪本舗の切り出し七輪、
「お外で七輪」です。






珪藻土は軽量で断熱性に優れるため、板状にして囲炉裏や火鉢の底に入れる断熱材としても使用します。
もちろん、切り出し七輪はこの珪藻土の塊から削り出した日本製の七輪で、軽量で断熱性、耐久性に優れています。写真のように真っ赤な炭火(約1000度)が入っていても、外側は素手で触ることができます。
練り物の七輪もこの珪藻土を使用して作られますが、切り出し七輪とは異なり、珪藻土の粉に他の土やオガクズなどを混ぜて圧縮焼成したもので、量産ができるため広く普及しています。


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Posted by field5392 at 15:00TrackBack(0)